ケシ科(Papaveraceae)
科名は"apa(粥)"に由来する古名から。有毒種が多い。
雄蕊が多く花が放射相称のケシ亜科と雄蕊が2〜4個で左右相称のエンゴサク亜科に分けられる。

  「オサバグサ属」を「オサバグサ科(Petridophyllaceae)」、
「ケマンソウ属」を「ケマンソウ科(Fumariaceae)」として独立させる立場もあるようですが、私が参考にしている目録(APGV  Haston2009)ではオサバグサ属」、「ケマンソウ属」を「ケシ科(Papaveraceae)」に含む広義の立場で分類されています。Ylistも同じ扱いです(2023.5.26現在)。


クサノオウ属(Chelidonium)
ギリシャ語の"chelidon(燕)"に由来する。命名の意図については本職の方々も???のようです。


クサノオウ(Chelidonium majus ssp. asiaticum) 草の黄 瘡の王  
小種名は"大きな、高い"、"多数の、かなりの"、"重要な、顕著な"等の意味を持つ「magnus」の比較級です。亜種名は"アジアの"の意味です。

和名の由来は次の三説が主流。
1: 茎や葉を切ると黄色の乳液が出るので『草の黄』とする説。
2:この乳液が有毒でもあるが,皮膚病に効くので"瘡の王"とする説がある。
3:さらには鎮痛や鎮静作用もあるというので薬草の王様という意味で『草の王』と言う立場もある。
(2016.10.1)

秋:9月下旬に咲いていました。暑かった夏の余韻がまだ残っていた時期、"返り咲き"・・・というより"狂い咲き"?
(2016.9.25)
秋:10月始めの撮影。台風の影響で季節外れの暑い日も時々。花は1〜2cmと小さいが数は多く付いていました。
(2019.10.2)



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