sieboldiana フィリップ・フランツ・バルタザール・ フォン・シーボルト Philipp Franz Balthasar von Siebold 1796・2・17 - 1866・10・18 |
ドイツの医師・博物学者。出島の三学者の一人。標準ドイツ語での発音は「ズィーボルト」だが、日本では「シーボルト」で知ら れている。 江戸後期にオランダ東インド会社の日本商館付医員として来日したドイツ人医師。南ドイツのビュルツブルクに生まれる。 大学卒業後,1823年ジャワに渡り,同年(文政6)長崎に来航。出島の商館勤務のかたわら,許可を得て長崎郊外鳴滝に学塾兼診療所(鳴滝塾)を開設し た。吉雄権之助(吉雄耕牛の子 ツンベルクの項参照)らオランダ通詞をはじめ,(美馬順三,高野長英,伊東玄朴,高良斎ら)多数の日本人を蘭学者として育 成,門人たちに課題を与えてオランダ語による論文を提出させた。1825年には出島に植物園を作り、日本を退去するまでに1400種以上の植物を栽培し た。また、日本茶の種子をジャワに送ったことにより同島で茶栽培が始まった。 最も重要なのは,ヨーロッパに彼によって紹介された日本の風物である。通称『日本』もしくは『日本誌』すなわち『日本とその周辺諸地域(蝦夷,南千島,樺 太,朝鮮,琉球)についての記述集成』としてライデンで1832年から54年までかかって刊行されたもので,日本についての浩翰で巨大な総合的研究書であ る。 |
下段の写真3枚は結実し既に種子となった状態です。
2022.10.30 紅葉の最盛期・まだ落葉は始まっていない。 |
2022.11.7 落葉が始まり、頂部が薄くなり始めている。 |
2022.12.3 残っている葉は僅か、枝にあるのはほとんどが種子。 |
2022.12.31 葉はなくなったが、枝にはまだ種子が残っている。 |